GOGが画期的な新機能を発表:ワンクリック・モッド導入。
このPCゲームプラットフォームは、モッドのセットアップに多大な時間を要することが多いため、「ワンクリック・モッド」構想によって、モッドの閲覧・インストール・プレイを前例のない簡便さで実現すると説明しました。これによりGOGは厳選されたプレミアムモッドコレクションを構築し、各ゲームとシームレスに連携するよう便利にバンドルしています。
GOGは「モッドはゲーム史の保存に極めて重要な役割を果たす」と強調し、コミュニティクリエイターが問題の修正、削除されたシーンやクエストなどのコンテンツの復元、全く新しいファン制作体験の導入を可能にすると述べました。
今年後半にプレイヤーの皆さんにSkyblivionをお届けできることを大変嬉しく思います!アクセシビリティを高めてくれたパートナー @GOGcom に心より感謝します。 https://t.co/nxk8kXx7Qr
— Skyblivion (@TESRSkyblivion) 2025年6月8日
現在のモッドカタログには、『Heroes of Might and Magic 3: Complete』、『Doom 3』、『Vampire: The Masquerade – Bloodlines』、『Fallout 4』のための拡張が揃っています。Heroes 3には新たな陣営やマルチプレイヤーの改善を含む拡張コンテンツが追加され、Fallout 4のプレイヤーはFallout: Londonの英国を舞台にした別ストーリーに即座にアクセスできます。
Doom 3のPhobosモッドは、古典的FPSゲームプレイと現代的な洗練さを融合させた前日談ストーリーを提供し、Vampire: The Masqueradeの非公式パッチは、開発元の長年にわたる見落としを修正するとともに、カットされたクエストや会話を復元します。
さらに嬉しいことに、大きく期待されているSkyrim: Anniversary Edition向け変換モッド『Skyblivion』が、今年後半にGOGのワンクリック・モッドラインナップに加わります。
Skyblivionは、TESRenewalのボランティア主導で、The Elder Scrolls IV: OblivionをSkyrimのエンジン内で再構築するプロジェクトです。ベセスダが4月に自身のOblivionリマスターをリリースしたにもかかわらず、同社はこのプロジェクトを積極的に支援し、リマスター版をSkyblivion開発チームに贈呈しました。
この構想は、GOGのゲーム保存への取り組みを継続するものです。昨年の保存発表(バイオハザードやウィッチャー2などのタイトルを保護)に続き、デジタルのみのタイトルがアクセス不能になるという業界の懸念の高まり(例:ユービーアイソフトが2024年にThe Crewのサービスを終了)に対処しています。